石井慧、トラブルで出国できず
格闘家の石井慧が7日、練習拠点とするオランダへ午前の便で出発するため成田空港に到着したものの、手続き上のトラブルで出国できないハプニングが起きた。当初は6日だった出国予定を変更したことも響いたようで、8日以降の出発を余儀なくされた。ファウルカップ、マウスピースなどに加え、日本から必ず持って行くという洗剤などをバッグに詰め込んで準備万端だった石井だが、まさかの事態に肩を落とした。
10月中にも行いたいという次戦へ向けては「反撃ののろしを上げる好機」とコメント。昨年ミルコ・クロコップ(クロアチア)に連敗したが、4月に続き、8・29両国のウィリアム・ペン(米国)戦で連勝して立ち直ったこともあり、気合十分の様子だった。戦いたい相手にM-1ヘビー級王者のマルティン・チュブラ(ポーランド)を挙げているものの、次戦が日本になることについて「なきにしもあらず」と可能性を示唆した。
また、石井はこの日、かつてボクシングを教わった亀田家の三男でWBA世界バンタム級王座に挑戦した和毅、再起戦となった次男・大毅がともに判定負けしたと知ると残念がった。10月16日に米シカゴでWBAスーパーフライ級王者・河野公平に挑戦し、日本人初の4階級制覇を狙う長男・興毅には「応援してます。同い年(28歳)なんで頑張って欲しい」とエールを送っていた。