高野人母美がエレガントに世界戦発表
「ボクシング WBO女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(11月11日、東京・後楽園ホール)
王者、ダニエラ・ロミナ・ベルムデス(アルゼンチン)に挑む東洋太平洋スーパーバンタム級王者、高野人母美(協栄)が7日、東京・新宿の協栄ジムで記者会見した。
美人モデルの顔も持つ高野らしく、黒の上下スーツに光輝くイヤリングと首飾り、ブレスレットというエレガントないでたち。今回からトランクスなどの衣装を提供する「vene」が高野のために総額2000万円の貴金属を用意。会見ごとにチェンジする趣向で、この日は1000万円分を身に付けた。
「vene」の中村浩平社長は「世界戦に勝ったら、会長と相談して(宝石を)プレゼントすることも考えています」と、大盤振る舞いもほのめかした。これには高野も「身が引き締まる思いです。これだけのジュエリーを付けたのはもちろん初めて」とフツーの女子の笑顔だった。
王者ベルムデスは、17勝(5KO)3敗2分け、26歳の右ファイター。金平桂一郎会長は「バリバリのファイター」と言い、萩原篤トレーナーも「一発打たれたら、二、三発打って来る。気持ちが折れたら惨敗もあり得る」と警戒する。
モデルの顔を持つ高野だが「あざや痛みには慣れている。ボクサーなら殴られるのは当然。人母美のパンチを食らったらボコボコになると、アルゼンチンに伝えてください」と打ち合いは覚悟の上で、王座奪取に自信を見せた。