華名、WWE入り 15日後楽園Hが最後
女子プロレスラー・華名(33)が8日、都内で会見し、世界最大のプロレス団体・米WWE入りすることを発表した。スカウトされ、傘下のNXTと契約した。
華名は15日に後楽園ホールで予定されている自主興行を最後に今月下旬に渡米し、パフォーマンスセンターでトレーニングを積んでデビューを目指す。NXTにはイタミ・ヒデオ(元ノアのKENTA)が在籍しており、日本人として2人目。ディーバ(女性)としては、KENSOの妻でゲイシャガールとして登場したヒロコこと現船橋市議の鈴木浩子氏以来、10年ぶりの契約となる。過去にはブル中野(引退)がWWF(当時)世界女子王座を獲得している。
華名は「フリーとして身一つでやってきて、プロデュース興行のレギュラー化も成功したが、やり尽くした感があった。ライバルもほとんどいなくなって。そんな中でWWEから突然のスカウトをいただいた。世界でNo.1の団体ですから。築き上げてきたスキル、キャリアで世界中を活性化させるチャンスいただいた。すべてのディーバ選手と戦いたい」と目を輝かせた。
また、「WWEの熱意を感じたんで、熱意には熱意で応えたい。WWEを愛する世界中の方のために私をささげて、キャリアのゴールにしようと思いました」と覚悟を明かした。契約に向けて渡米した際、イタミからも激励されたという。
WWEタレント・クリエイティブ・ライブイベント部門副社長のHHHは「華名をNXTの一員として迎えることができて非常に興奮しています。彼女のリング上でのエキサイティングなファイトスタイルはNXTの女子部門に大きなインパクトを与えることでしょう」とコメントした。
華名は現地時間8月22日に米ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズセンターで行われたNXT「TAKE OVER」大会を観戦。リック・フレアー、サージェント・スローターとともにリングを見つめ、「KANNA」とテロップが流された。華名は9・15を最後に無期限の活動休止を発表していたが、理由を明らかにしていなかった。
大阪市出身の華名は04年にAtoZでデビュー。紫雷美央、紫雷イオ姉妹とのユニット・トリプルテイルズとしても活躍した。得意技は各種キック、関節技など。