「ＷＢＣ世界バンタム級タイトルマッチ」（２２日、東京・大田区総合体育館）

　王者・山中慎介（帝拳）が１４日、都内のジムで練習を公開した。９度目の防衛戦は、山中自身が「バンタムの頂上決戦」と位置づけて同級２位のアンセルモ・モレノ（パナマ）を迎え撃つ。

　ディフェンスに長じた技巧派の挑戦者を「パンチを当てにくいし、強いというより難敵。何をすればいいかは分かっている」と分析。フィリピン人パートナーとの２ラウンドのスパーリングでは、積み重ねてきたモレノ対策をおさらいした。

　モレノはこの日午前、成田着の航空機で来日した。「１００パーセント自分が勝つ」と豪語したと伝え聞いた山中は「そう言ってもらわないと困る。“今回は調子悪い”じゃねえ。お互い自信満々でやりたい。勝つのは自分ですけどね」と自信満々だった。