世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）バンタム級タイトルマッチ（２２日・大田区総合体育館）で９度目の防衛を狙う王者の山中慎介（帝拳）が１４日、東京都内で練習を公開し、２ラウンドのスパーリングなどで順調な調整ぶりを披露した。

　前世界ボクシング協会（ＷＢＡ）同級スーパー王者アンセルモ・モレノ（パナマ）を迎え撃つ。王座を１２度防衛した強敵との一戦へ「最高の状態に仕上がった。バンタム級の頂上決戦という気持ちで臨む」と決意を込めた。

　防衛すれば日本歴代４位の記録に並ぶが「防衛回数は気にしない。今回はモレノに勝つことだけを考えている」と試合に集中する姿勢を強調した。