ボクシング前原2冠かけ柴田に挑戦

 ボクシングの六島ジムは15日、東洋太平洋ミドル級1位、日本同5位・前原太尊康輝(22)が11月9日、後楽園ホールで東洋太平洋&日本同級王者・柴田明雄(33)=ワタナベ=に2冠をかけ挑むことを発表した。また11月22日、大阪・住吉スポーツセンターの興行(デイリースポーツ後援)で東洋太平洋スーパーウェルター級1位・細川貴之(30)=六島=が同王者・デニス・ローレンテ(38)=フィリピン=に挑戦することも決定し、両選手が大阪市内で会見した。

 枝川孝会長はマッチメークに苦戦した。「11月22日の(六島の)興行で太尊をメーンと思ったけど、王者が東京を出るのが嫌だと。そのおかげで興行は赤字や。その分、ぶちのめしたる」と、選手以上に鼻息が荒かった。

 前原はタイトル初挑戦で勝てばいきなり2冠に世界ランカーまで手に入る。「いよいよ、うれしいです。強くて安定感のある選手。今まで通りなら通用しない。技術で勝つのは難しい。倒すつもりでガンガンいきます」と、言い切った。

 ボクシングを始めて4年。全国的にはまだ無名ながら、11戦9勝(9KO)1敗1分けの左の強打者。現在、7戦連続KO勝中と勢いは十分。東京で“浪速のタイソン”をアピールする絶好機会だ。

 これまでは、ジャブや防御などボクシング技術の向上に努めてきたが、今回は持ち前の“ケンカボクシング”を解禁する。「会長からもやっていいと言われてますから。判定12回をやるつもりはない。セコンドにも帰る必要もない。1回で『終わってしまいましたわ』となっているくらいに。虎になりますよ」と、猛獣ファイトで1回KOを予告した。

 乗ってる前原に対し、凡戦続きの細川は崖っぷち。セミファイナルはイケメン・丸田陽七太(18)=関大北陽高3年、森岡ジム=のデビュー戦が組み込まれており、会長は「細川の練習内容が悪ければ、丸田とメーンを入れ替える」と非情通達をした。

 細川は前日本スーパウェルター級王者でIBF世界同級5位にも上がり、世界挑戦も現実味を帯びてきた。「今まで夢と思った世界が本当になってきた。勝てば世界ランクはまた上がる可能性あるし、それに見合うくらいの試合をしたい」と気を引き締めた。

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