華名、日本ラストマッチで総攻撃耐える

 日本人女性として、10年ぶりに世界最大のプロレス団体・WWEと契約した華名が15日、東京・後楽園ホールで開催した自主興行「カナプロマニア:パルス」で日本ラストマッチを行った。朱里&志田光と組み、中島亜里紗&水波綾&山下りなと対戦した華名は“餞別(せんべつ)”として、この日出場した男子レスラーの葛西純ら10人以上から技をお見舞いされる場面もあったが、見事に耐え抜き、最後は山下を胴締め式チキンウイングフェースロックで仕留めた。

 試合後は組んだ朱里、志田、対戦した中島、水波、山下と抱き合うと、「未来の女子プロレスを背負っていける5人と思ってカードに入れた。最後にこの6人で試合ができてうれしい」とエール。観客には「本当にありがとうございました。WWEに行ってきま~す!」と右手を振ってあいさつし、笑顔で日本マットに別れを告げた。

 “全員攻撃”でマウスピースが破壊されたと告白した華名は「(日本では)やり切りました」とすがすがしい表情を浮かべ、今後について「今まで(自己)プロデュースしてきた。WWEでもどんどんアイデアを出していきたい。日本でやってきた通り、ディーバの中心になっていくんじゃないでしょうか」と自信を見せた。

 WWE傘下のNXTで活動予定の華名はツイッターで、渡米後の新リングネームを「ASUKA」と明かしている。

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