高山に挑む原隆二 バット・トレで強化
27日にボクシングのIBF世界ミニマム級王者・高山勝成(仲里)に挑戦する同級12位の原隆二(大橋)が17日、公開練習でバットを使ったトレーニングを披露した。ボクシングジムではあまり見られない光景は、報道陣の注目を集めた。
スパーリングやミット打ちでたっぷりと汗を流した挑戦者が、練習の締めに鏡の前で思い切りバットを振る。「危ないから」という理由でおもちゃのバットながら、近くで撮影していると鋭いスイングで空気を切る音が聞こえてくるほどだ。
野球経験は小学3~5年生までで、「応援する側だった」という程度だがスイングスピードはかなりのもの。「左ならイチロー、右なら清原」をイメージしているそうで「バランスが良くなったので、パンチを力強く打てるようになった」と本人もかなりの手応えを感じている。
挑戦者をサポートする佐久間史朗トレーナーは「(交通事故で)本来得意だったストレートが打てなくなったので、1年ほど前から取り入れた。ストレートの軌道を確認する意味でも効果がある」と経緯を説明した。
撮影した画像を見せると、「右も左も効果が出るといいですね」と笑顔で話した原。「右ストレートで世界を獲る」と宣言している通り、バットスイングで鍛えたストレートが炸裂するか、注目だ。
(写真と文 村中拓久)
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