井岡の挑戦者ソーサ、長旅にも元気
「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(27日、エディオンアリーナ大阪)
初防衛戦に臨む王者・井岡一翔(26)=井岡=に挑戦する同級12位、ロベルト・ドミンゴ・ソーサ(30)=アルゼンチン=が20日、関西国際空港着の航空機で来日した。
拠点を置くブエノスアイレスからリオデジャネイロ、ドバイを経由して計30時間の移動を終えたソーサは、「眠かったよ」と言いながらも「コンディションは100%」と元気いっぱい。スーパーフライ級を主戦場としており、フライ級のリングは初となるが、減量については「ここに合わせてきた。飛行機の中で少し増えたかもしれないが、大丈夫」と問題ないことをアピールした。
同国の前同級王者、レベコに判定勝ちして3階級を制覇した井岡だが、ソーサはそのレベコと「一緒のジムで練習したり、スパーリングもやったことがある」と親交がある。世界戦は「ビデオで見た。レベコは負けてなかった」と判定に不満を示した一方、王者については「距離を取って左を打ってくる」と分析。「対策は準備してきたけど、それは秘密だ」と不敵な笑みを見せた。
母国には妻のジェシカさん(30)と3人の子供がいるよきパパ。「奥さんにタイトルを持って帰ると約束したからね」と、載冠を虎視眈々(たんたん)と狙っていた。