ゼロワン大谷が15年ぶり戴冠
「プロレス・ゼロワン」(23日、後楽園ホール)
大谷晋二郎が高岩竜一とのコンビで、菅原拓也&brother“YASSHI”を破り、NWAインターナショナルライトタッグ王座を奪取した。同王座の体重規定は100キロ以下で、大谷は試合直前の公開計量で99・3キロ(コスチューム分を引いて97・3キロ)でクリア。スピーディーな動きを見せ、最後はジュニア時代の得意技・スワンダイブ式ミサイルキックで菅原を撃破した。
大谷の“ジュニアヘビー級”王座獲得は、新日本時代の99年7月から00年6月まで高岩と保持したIWGPジュニアタッグ以来、15年ぶり。大谷は「オレと高岩がゼロワンジュニアに本格的に足を踏み入れたんだから(戴冠は)当然だ。ジュニアの世界で狂い咲こうと思ってる。ただのジュニア転向じゃねえぞ」と断言した。酒席を断ることなく、約1カ月半で108キロから10キロ以上落としたという減量については「前代未聞!」と自画自賛。絞られた体に流れる汗をそのままに「15、16年前かな。毎日ヘビー級にジェラシーを感じていた時代に戻りたい」と力を込めた。
強い思いはすぐに行動に移した。この日、日高郁人を破り、インターナショナル&NWA世界ジュニアヘビー級2冠王座を防衛した田中稔に宣戦布告。挑戦が決定的となった。