武藤が初入閣の馳文科相にオファー
WRESTLE-1(W-1)の武藤敬司社長が7日、都内で取材に応じ、プロレスラー出身で初の大臣に就任した馳浩文科相に試合出場をオファーすることを明かした。
武藤社長は馳氏と新日本プロレス時代の同僚で、全日本社長時代にはPWF会長にも推薦。現在も馳氏がW-1の石川大会実行委員長を務めるなど親交が深い。
武藤社長は「(入閣は)ボチボチって感じもしてたけど、タイミングを逸すると回ってこなくなるというウワサも聞いてたから」と“祝福”。2月に自民党本部で対談して以来、会っていないという馳氏について「リーダーシップがあって、いい意味で目立ちたがり屋。(95年の参院選当選で)政治家になったときは『総理大臣になりたい』と言っていて、5年ほど前には『大臣になったら、リング復帰してもいい』と言っていた」と暴露。
実際、昨年11月1日に両国国技館で行われた武藤社長の30周年記念大会の出場を馳氏にオファーしたところ、「『大臣になってない』って断られた」という。武藤社長は「大臣になったから、オファーしてみようかなと思う。そのときはオレとタッグだな」とかつてのIWGPタッグ王者コンビ復活を呼びかけた。また、W-1のタイトル管理委員長への就任オファーも考えているとした。
新文科相に対して、「プロレス界への還元で求めるものは?」と聞かれると、「野蛮な事件も多いし、今こそプロレスを子供たちに見せた方がいい。それで広めてくれれば。ただ忙しいだろうし、お国が優先だからね。オレがプロレス界の総理大臣を目指して頑張るよ」とメッセージを送った。