興毅が引退を表明「これ以上先はない」

敗戦後、現役引退を表明した亀田興毅
2枚

 「ボクシング・WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(16日、シカゴ)

 WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが16日(日本時間17日)、米国イリノイ州シカゴのUICパビリオンで行われ、王者・河野公平(34)=ワタナベ=が3-0の判定で、元世界3階級王者で同級2位の亀田興毅(28)=K3BOX&FIT=を下し、2度目の防衛に成功した。4階級制覇に失敗した亀田は試合後、「これ以上先はない」と、現役引退を表明した。

 最大8ポイント差の判定で敗れた興毅。試合後、第2ラウンドのダウンと、第3ラウンドのローブローをポイントに挙げた。「勝負の神様はオレに微笑まへんかった」と振り返った。「これがラストマッチ。勝っても負けてもこの試合が最後だと決めていた。これ以上、先はない」とコメントした。

 亀田3兄弟の長男・興毅は2003年12月にプロデビュー。父・史郎氏の独自の指導法と派手なパフォーマンスで売り出し、06年8月にファン・ランダエタ(ベネズエラ)との決定戦を際どい判定で制してプロ12戦目でWBA世界ライトフライ級王座を獲得。この王座は初防衛後に返上した。09年11月にはWBC世界フライ級王者・内藤大助(宮田)を判定で破り、2階級制覇を達成。10年3月の初防衛戦でポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に判定負けして初黒星を喫したが、同年12月にアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)との判定勝ちしてWBA世界バンタム級王座を獲得。日本初の3階級制覇を達成した。この王座を8度防衛した。

 しかし13年12月に亀田3兄弟の次男・大毅が臨んだWBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦において“負けても防衛”騒動で混乱を招いたとして、亀田ジムの会長らがライセンスをはく奪。3兄弟は日本国内で活動できない状況となった。興毅は今回の試合が1年11カ月ぶりの世界戦だった。

 通算戦績は35戦33勝(18KO)2敗。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

主要ニュース

ランキング(ファイト)

  1. BD選手の啓之輔がまさか!「東京駅で喧嘩売られた」「ドキドキしました」対処の行動に称賛の声

  2. 「アホらしすぎて返す言葉がなかった」BD人気選手が怒り わずか2週間でZ世代建築スタッフからLINEで退職届「10代を2度と雇うことはない」

  3. 年商30億円実業家のイケメンBD選手 「オープンは絶対ベントレー」高級愛車の屋根開放 「かっこよすぎます」と反響

  4. “アウトローのカリスマ”瓜田純士&妻が誹謗中傷の被害 「犯人の生徒さん」から反省文「この件は綺麗に忘れたい」

  5. BD出場空手美女の近影が衝撃的すぎる 激闘から2年、金髪黒ギャルに変貌に反響「どんだけ美人なん!」

話題の写真ランキング

写真

リアルタイムランキング

注目トピックス