辰吉丈一郎 引退興毅の功績たたえる

「ジョーのあした」舞台あいさつで笑顔の辰吉丈一郎=六本木ヒルズ
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 ボクシングの元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(45)が23日、都内で行われている東京国際映画祭で、自身のドキュメンタリー映画「ジョーのあした-辰吉丈一郎との20年-」の舞台あいさつに立った。阪本順治監督(57)と登壇し、撮影中の秘話などを語った。

 舞台あいさつ後の囲み取材では、元3階級制覇王者、亀田興毅(28)の引退について聞かれ、初めて言及した。「本人がやめたいと思っているのだから、こっちは『お疲れさん』と言うだけ」とした上で、「彼はハンパなく頑張ったよ。3階級制覇はすごいこと」とたたえた。

 「あのおやじさん(史郎氏)は息子3人とも世界王者にするって言って、それを世間は笑っていた。でも、見事にやってのけたんや。しかも(興毅は)3階級制覇。すごいとしか言いようがないよ」

 亀田3兄弟は、デビュー時からパフォーマンスやビッグマウスなどが辰吉丈と似ていると言われることもあった。辰吉丈自身がそれらについて話すことはこれまでほとんどなかったが、亀田興の引退を受け、その功績に心からの敬意を表した。

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