亀田興毅氏、「大毅の涙」を明かす
ボクシング元世界2階級王者の亀田大毅(26)が4日、現役引退を発表。先に引退発表している元世界3階級王者の兄・亀田興毅氏が4日、ブログで大毅のボクシング人生を振り返り、左目網膜剥離で3度の手術を重ねた大樹が、最初の手術を前に「怖くて泣いた」ことを明らかにした。
大毅は王座統一戦で敗れ、その際のトラブルから日本で試合ができなくなったあと、いきなり目が見えなくなって病院へ行くと「左目の網膜剥離」と宣告された。
興毅氏は「この時にはすでに手遅れの段階で、視力は回復することはなかった」という。
大毅は今まで一度も「怖い」などとは言ったことがなく、チャンピオンになったとき以外涙を見せたことはなかったのに…。最初の手術を受ける際、「そんな大毅が怖くて泣いた」と興毅氏は振り返る。
大毅は手術を3回受けながら現役を続け、結局は最後の試合となった15年9月に米テキサス州で行われたビクトル・ルイス戦に臨んだ。興毅氏はその試合に臨む前、「俺の気持ちは辞めて欲しかった」と今になって本心を明かした。
大毅はルイス戦で判定負けを喫し、引退を決断したが、興毅氏は「この試合でもし勝ってたら次もやってたと思うし、失明してたかもって考えると、これからの人生の方が長いから、俺はこれで良かったと思う」と、兄として偽りのない内心を打ち明けた。
そして興毅氏は大毅のことを「浪速乃弁慶・亀田大毅 偉大なボクサー」と称えた。
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