亀田大毅が帰国「世界は広かった」
左目網膜剥離のため4日に現役引退を表明したボクシング元世界2階級制覇王者の亀田大毅が5日、滞在先の米国から帰国した。
成田空港で取材に応じ、「(昨年6月の)メキシコ合宿中に左目をケガした。ボクシングにケガはつきものだけど、片方の目だけでは厳しいものがある。実際に引退を決めたのは(今年)9月の試合前。怖かった。あんなことはなかった」と、改めて引退決断の経緯を説明した。左目の視力は「0・1くらい」と言う。
ボクシング人生については「だれも自分が世界チャンピオンになるとは思っていなかった。オヤジや家族が一番知っている。まさか2回もなれるとは。ギネスもついてきたし。亀田大毅としては完ぺきだった」と振り返った。
3日には米ニューヨーク州で、昨年10月に結婚した8歳年上の夫人と式を挙げた。兄の興毅氏は引退に際し「自由人になる」とコメントした。大毅は「世界は広い、ということが分かった。いろんなことをしたい。本も読みたいしね」と第2の人生を模索していく。