赤井ジュニア、判定で初黒星 4強逃す
「全日本アマチュアボクシング選手権・準々決勝」(20日、岩手県奥州市・水沢体育館)
ミドル級では元プロボクサーでタレント、近大ボクシング部総監督・赤井英和氏(56)の長男・英五郎(21)=奈良県連盟、関西ブロック=が判定0-3で浜崎良太(自衛隊体育学校、日連推薦)に敗れ、初黒星を喫した。12、13年と連覇し昨年大会2位の五輪候補にキャリア、技術の違いを見せ付けられ4強入りはならなかった。
ボクシングを始めて1年8カ月、わずか4試合目で挑むには大きすぎた相手。「すごい強い相手。持っているものをすべてぶつける。差を確かめる。あきらめずに3ラウンド、ベストを尽くす」と前日には話していた。
言葉通り、1回から前に出た。被弾しても、ひるまず応戦。2回には強烈な右を食らい、初のスタンディングダウンを奪われた。それでも、“浪速のロッキー”譲りの闘争心で最後までリングに立ち続けた。
前日、リングサイドで絶叫していた父はこの日、仕事で観戦できず。早朝、英五郎の宿舎を訪れ、「頑張れ」とハッパをかけ、泣く泣く、岩手を離れた。勝てば21日の準決勝で戻る予定だったが、かなわなかった。
それでも、日本アマ最高峰の舞台で前日に挙げた1勝は、快挙。1戦ごとに攻守両面で急成長している姿は十分に見せた。現在は留学する米・ロサンゼルスの大学を1年休学中で、来年2月までに休学を延長するか判断する必要がある。
20年東京五輪を目指すなら、国内の大学に編入するのが最善の選択で、東京での練習拠点の東農大、父が総監督を務める近大が有力候補。「来年1月くらいまでには決めないと」と、英五郎は進路を熟考する。
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