Aコング、体調不良で電撃引退

 女子プロレス「SEAdLINNNG」は22日、25日・後楽園ホール大会に出場予定だったアメージング・コングが体調不良のため、引退表明したと発表した。同日はアジャ・コングと組み、高橋奈七永&浜田文子と対戦予定だった。

 SEAdLINNNGを通じて寄せられたアメージング・コングからのコメントは、以下の通り。

 「まず、25日後楽園ホールに出場できないことを心からおわびします。この秋から自分自身の体調に異変を感じ始め、通院しながら復調に努めてきましたが、今日(米国時間21日)になっても日本で戦える状態には程遠い状態にあります。この状態でリングに上がることは、ファンの皆さま、そして25日後楽園ホールに出場する全選手に対して失礼に当たるとともに、ドクターからもレスリングからの引退を勧められました。

 日本での最後の試合を私の尊敬する選手とともに行えないのは本当に残念ですが、アメージング・コングはもう2度と日本のリングには上がりません。先ほどレスリングから引退することを決意しました。私がここまで現役を続けてこれたのは全日本女子プロレスという団体があったから、そして外国人である私を妹のように可愛がってくれた全先輩や友人たちのおかげです。日本の全プロレス関係者、そしてファンの皆さまに心から感謝しています。そして、SEAdLINNNGを含め、日本の女子プロレスがますます発展することを心よりお祈りします。アメージング・コングはプロレスから引退します。今までありがとうございました」。

 発表を受けてSEAdLINNNGの高橋は「今回は突然のアメージング・コングの引退発表ということでとても残念でなりません。ギリギリまで来日できるよう調整をしてくれたことには感謝の気持ちでいっぱいですが、今は身体を休めてもらいたいです。私が若手のころ、団体や業界をを背負う責任感というものはアメージング・コングとの沢山の試合を通じて学ぶことができました。最後に8月に試合ができたことは、振り返ると貴重なことだったのだと感じます」とコメント。

 さらに、「願わくばWコングともう1度試合がしたかったですし、それをみなさんにお見せできないのは大変申し訳ない気持ちと悔しい気持ちでいっぱいです。彼女が言うようにSEAdLINNNG、そして女子プロレスが更に発展していくよう、その瞬間を無駄にせず努力し、いつか今より大きくなったSEAdLINNNGにアメージング・コングをゲストとして呼びたいと思います。Wコング対高橋&浜田を楽しみにしていてくださったファンのみなさま、今回はカード変更となってしまいまして大変申し訳ありません」とした。

 変更対戦カードは決定し次第、発表される。

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