女子ボクシング 真道ゴーがKO勝ち
「ボクシング・8回戦」(5日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)
前WBC女子世界フライ級王者・真道ゴー(28)=グリーンツダ=が計6度のダウンを奪い、スーダ・サックナロン(タイ)を4回1分46秒KOで下した。戦績は16勝(11KO)3敗。
2回、ロープに詰め、打ち下ろしの右ストレートを顔に打ち込みダウンを奪うと、3回は強烈な左フックと連打で2度のダウン。4回は左フック、左ボディーで2度ダウンを奪って、最後は連打で相手は戦意喪失。レフェリーがダウンと判断し、試合を止めた。
「練習してきたことが出せなかった。1回をもっと臨機応変にいかないと。全然です」と、完勝にも反省。
昨年12月に敵地メキシコで判定で敗れ、王座陥落。4月に再起戦をTKO勝利で飾り、夏に世界戦が予定されたが、右足首の故障で延期された。
8カ月ぶり復帰戦で患部の不安も解消。「強いチャンピオンとやりたい」と、世界王座奪回を目指す来年へ弾みを付けた。