ライトフライ級王者 八重樫5月防衛戦へ
昨年12月29日に有明コロシアムでIBF世界ライトフライ級王座を獲得し、日本ジム所属選手として4人目の世界3階級制覇を達成した八重樫東(大橋)が18日、横浜市内のジムで始動。サンドバッグ、ミット打ちなどで約1時間半汗を流した。
年末年始は岩手に帰省するなどつかの間のオフを堪能。先週から動き始め、この日から本格始動した。
3階級制覇の偉業を成し遂げたが「何とも思っていない。首の皮一枚でつながっている状況に変わりないし、崖っぷちが続く。さらに厳しい闘いが続く」と顔を引き締めた。
今後について大橋秀行会長は「この階級で5月に防衛戦をする予定。流れの中で統一戦や4階級制覇の話になればいい。八重樫の名前をボクシングの歴史に残したい」と話した。
ライトフライ級にはWBAに田口良一(ワタナベ)、WBCに木村悠(帝拳)と日本人王者が君臨し、統一戦が注目されるのは当然だが、八重樫は「2人とも試合やスパーリングでコンタクトがある。残り少ないボクシング人生を考えると、自分としてはやったことのない強い相手とやりたい」と希望した。