26歳の宮原が史上最年少、平成生まれ初の3冠ヘビー級王者 ゼウスとの決定戦制す
「プロレス・全日本」(12日、後楽園ホール)
26歳の宮原健斗が世界タッグ王座(PWFとインターナショナルの統一王座)との5冠を狙ったゼウスとの王座決定戦を制し、テリー・ゴディの29歳2カ月を抜く史上最年少、そして平成生まれ初の3冠ヘビー級王者となった。
宮原は打撃、投げに空中殺法も織り交ぜる怪力ゼウスのパワフルな攻めに大苦戦。何度もカウント2・9まで追い詰められたが、最後はひざ蹴りから、原爆固めとシャットダウン式原爆固めを連発して、23分20秒の死闘にケリをつけた。
宮原は「3冠のベルトがこのとき、このタイミングでボクの手元にあることは宿命だと思っています。その宿命に勝って、もっとベルトの似合う男になります」とファンに宣言。昨年は主力が大量離脱、今年も早々に諏訪魔がアキレス腱断裂で3冠を返上するなど苦境に立つ全日本を背負う自覚を示した。
また、リングに上がってきた大森隆男に挑戦をアピールされると、「やりますよ。どっちの世代がこれからの全日本を引っ張るか勝負しましょう」と、その場で受諾した。