山中 V10一夜明け「悔しい」
WBC世界バンタム級王座の10度目の防衛に成功した山中慎介(帝拳)が一夜明けた5日、京都市内で会見した。
大差の判定勝利だったものの、2度のダウンを奪い、2度のダウンを喫する激戦を振り返り「ポイント差は別にして、3回にああいう場面(2度ダウンする)をつくって、相手の強さを引き出してしまったのは悔しい」と、喜びも控えめだった。
大和心トレーナーも「ソリスは一流のボクサーだけど、(ノニト)ドネアのような超一流が相手だったら3回で終わっていたかもしれない。そこが課題」と注文を付けた。
とはいえ、V10を妻の沙也乃さんの誕生日に届けることに成功し「妻と子供がインフルエンザにかかってしまい、一緒にいられなかった。これから(子供の教育などに)厳しくなるかもしれないですね」と、父親の顔を見せた。