服部力斗 弟・海斗の遺志継ぐ
慢性骨髄性白血病のため昨年2月24日に死去した17歳のプロボクサー・服部海斗さんの兄・力斗(21)が10日、兵庫県三田市内で会見し、5月8日、同市総合文化センター・郷の音ホールで松井謙太(三河)とライトフライ級6回戦を行うことを発表した。
弟が天国へ旅立った後、熊本県のジムから移籍。弟と同じジムで遺志を継ぎ世界王者を目指す。「こっちに来て1年。まだ弱いけど会長の下、少しは強く男らしくなったかな」と一歩ずつ成長。1周忌が過ぎ、「さみしいけど、そういう日があるから気が引き締まる」と話した。
松井は年下の同僚・加納陸が苦戦の末、判定勝利した相手。「陸が勝っているので負けられない。見に来てくれた人に『強かったな』と言ってもらえる試合をしたい」と、完勝を誓った。