ボクシング・向井、TKOで再起戦飾る
「ボクシング・8回戦」(20日、大阪・池田市立五月山体育館)
日本バンタム級9位の向井寛史(30)=六島=が和気年邦(32)=M.T=を7回1分TKOで下し、再起戦を飾った。
プロ2度目、12年4月以来、4年ぶりのKO勝利に「オリンピックやな。次は東京」と苦笑いした。戦績は向井が12勝(2KO)4敗2分け、和気が8勝(2KO)16敗3分け。
初回から右ジャブを的確に当て、2回には相手の左まぶたをカットさせた。中盤以降はも左ストレートをたたき込み、何度も相手をぐらつかせたが、決めきれない。
「判定か」と弱気の虫が出たが、業を煮やしたのがセコンドの枝川孝会長。「倒せ!倒さんといかんぞ!」とハッパ。目の覚めた向井は七回、怒とうの連打を見舞い、相手をロープにくぎ付けにし、レフェリーが止めた。
「会長から言われなければ判定だったと思う。慎重になり過ぎた。最低限のTKOです。倒したわけではないけど、これで止めるんだ、と久しぶりに分かった」と話した。
海外で2度の世界挑戦経験がある向井は、昨年9月、前同級王者の大森将平(23)=ウォズ=に挑み、6回TKO負けを喫した。ペース配分を考えるより、1回からトップで入り、主導権を握ることを意識して練習。再び、タイトル戦線に戻って来た。
名門・南京都高(京都広学館)出身でロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)とは同級生。村田が主将で自身は副主将を務めた。念願のタイトルを奪取し、少しでも追い付きたいところだ。
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