辰吉寿以輝、相手の遅刻にイラッ!
「ボクシング・4回戦(27日、東和薬品RACTABドーム)
元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(45)の次男・寿以輝(19)=大阪帝拳=が26日、大阪市内で前日計量を行い、リミットを200グラム下回る56・3キロ、対戦相手の三瓶(さんぺい)一樹(24)=ワタナベ=はリミットで、ともに一発クリアした。
三瓶が計量時間を15分遅刻し、計量を待たされた寿以輝は「イラっとした」と怒り心頭。遅刻の“お返し”はリングで晴らすつもりで「どっちにしてもそう(KO)なる。変わらずに倒しに行く」とキッパリ。2戦ぶりKO勝利へ意気込んだ。
自身より10センチ高い178センチの長身が相手ながら、長身対策のスパーリングも重ねてきた。「でかい方がやりやすい」と望むところ。
昨年4月にデビューし3戦3勝(2KO)。今回、プロ4戦目を勝てば、6回戦が戦えるB級ボクサーに昇進する。「C級卒業ですね。早くA級に上がりたい」と、突破を誓った。
三瓶は3勝(1KO)3敗でアウトボクシングをする、これまで経験のないタイプ。あえて“難敵”をぶつけたことに大阪帝拳の吉井寛会長は「頭を動かし、。足を動かして自分でリズムをつくって攻められるか。練習でやってきたことを披露してくれるやろう。結構、厳しい相手とは思うよ。ある程度、大事にはするけど、特別扱いはしない。それで上がってこなければ、チャンピオンになんかなれない」と話し、今年は“負け覚悟”の試練の年に位置づけた。