井上尚、八重樫がファンにスパー公開

ファイティングポーズを決める八重樫東(右)と井上尚弥(撮影・開出牧)
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 「ボクシング・ダブル世界戦 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ/IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ」(5月8日、有明コロシアム)

 WBO王者の井上尚弥(23)と、IBF王者の八重樫東(33)=ともに大橋=が7日、横浜市内の大橋ジムでファンクラブ会員に練習を公開した。

 同級1位のダビド・カルモナ(25)=メキシコ=を迎え、2度目の防衛戦に臨む井上は、2人のフィリピン人パートナーと4ラウンドずつ計8ラウンドをこなし、シャープで力強い動きを見せた。

 「相手のパンチを見切って動けた。スパーリングの手応えは、これまでで一番いい感じ。こんなに自信を持って試合に臨めるのは初めて」と言うほど絶好のコンディションをキープしている。

 ジャブでなくアッパーから入るなど、毎回違うパターンの攻撃を見せ「ああいうスタイルは相手がいやがる。試合で出すかどうかはともかく、引き出しは多い方がいい」と、試合が待ちきれぬ様子だった。

 また、3階級制覇に成功し、同級10位のマルティン・テクアペトラ(メキシコ)との初防衛戦を迎える八重樫は、日本フライ級王者の粉川拓也(31)=宮田=と5ラウンドのスパーリングを行った。

 「(粉川は)とても強い。やりにくい相手」としながら、接近戦を仕掛けて優位に運んだ。王座獲得から練習の内容こそ変えていないが「濃度と質を少しずつ上げてこられた。バーベルを上げるにしても、負荷が大きくなっている。これをボクシングにどうアジャストするかですね」と、納得の調整を続けている。

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