川口勝太、辰吉丈から左ボディー伝授

次戦のポスターを手にする川口勝太(右)と好川菜々
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 「ボクシング・スーパーフライ級10回戦」(29日、堺市産業振興センター)

 東洋太平洋スーパーフライ級14位の川口勝太(31)はロマンサ雅から堺東ミツキへジムを移籍。29日に同フライ級8位のジョナサン・フランシスコ(フィリピン)と移籍初戦を行うことが11日までに決まった。

 一気に世界戦線を狙った昨年は4月に元WBC世界フライ級王者のソニーボーイ・ハロ(フィリピン)に挑むも判定負け。10月に再戦したが、7回TKOで返り討ちされた。

 敗戦後は失意のどん底に落ち、何もする気が起きず、体重も激増。気持ちは引退に傾き、自然と向かったのは福岡県に住む家族の下だった。

 18歳の時、長崎から大阪に出てボクシングにかけた。「世界王者になるまでは大好きな長崎に帰らない」と決めてきた。新人王戦を行ったことを除けば、18歳の時以来、九州への“里帰り”だった。

 「姉は『いつでも応援してるから』と背中を押してくれた。力になった」と迷いは吹っ切れた。「自分から家族を訪ねたのは初めて。でも九州には戻ったけど、長崎にはまだ足を踏み入れていない」と、誓いも続行し、出直すことを決めた。

 袂(たもと)を分かっていた野上真司トレーナーを頼り、年明けに移籍。3月にセコンドライセンスを再発行された師と再タッグを組むことになった。

 再起戦の相手は強豪だ。昨年11月、元WBC世界フライ級王者の五十嵐俊幸(帝拳)が大苦戦の末、最後は負傷判定での勝利。川口もその試合の映像は見ており「僕が思うにあの試合は五十嵐に勝っていたと思う。すごい強敵」と警戒した。

 移籍したジムは元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎が拠点にし、今も練習を続けている。川口のあこがれの人は辰吉で、長崎から出た当時、最初に訪れたのは大阪帝拳だった。

 「アマチュア経験がないとダメと言われて、大阪帝拳には入れなかった。辰吉さんと一緒に練習したかったのに。それが今、一緒にやってるんですよ。今でも現役というのは驚くほかないですけど、そこはすごく尊敬します」と、不思議な巡り合わせに感謝する。

 今もスパーリング相手になってくれて、代名詞の左ボディーも伝授された。「よくしゃべりますね。教えだしたら止まらない。まさか辰吉さんとスパーリングできるなんて。自分の中で喜んでいます」と、ボクシングを志した時の一つの夢が今、かなっている。

 後は頂点を目指し、何が何でもベルトを腰に巻くだけだ。31歳、今年は背水の陣で臨む覚悟。陣営は前哨戦を突破すれば、今秋にも東洋太平洋、日本タイトル戦に向け、動く考えだ。「次はタイトル戦がしたい」と、今年こそチャンスをつかむ。

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