高山勝成が現役続行を表明 高校は3年に

 日本ボクシング史上初の4団体制覇王者で前IBF世界ミニマム級王者・高山勝成(32)=仲里=が22日、大阪市内で会見し、現役続行を表明した。昨年大みそか、3度目の王座防衛戦でホセ・アルグメド(メキシコ)に8回負傷判定1-2で敗れ、王座を陥落。去就が注目されていた。

 「去年、古傷が完治しないままでベストじゃなかった。大みそかに負けて無冠になったけど、実力で負けたとは思っていない。リセットして、目の上を完治させてから再起すると決めた。ベストな高山勝成で戦うのを楽しみにしているし、その時まで待っていて」と、復帰への思いを明かした。

 昨年は試合の度に両目まぶたをカットし、治り切らないまま次の試合を行った。同9月の原隆二(大橋)で全治6カ月と診断され、わずか3カ月で大みそか戦に臨んだ。スパーリングゼロで試合は無謀すぎた。

 両目で計70針を縫い、その後も病院で診察を受け、経過も良好。全治はやはり6カ月で、早くとも再起は夏以降となりそうだ。

 名古屋の菊華高に通う現役高校生でもある高山は1、2月を完全オフにし、勉強に打ち込んだ。「ボクシングを忘れるくらいの課題の量をやった。いいリフレッシュになった」。留年覚悟だったが、おかげで4月から3年生に進級した。

 最大59キロまで増えた体重を3月から少しずつ絞り、ボクシングへの情熱も復活。クラスメートからの応援も受け、3月末、正式に続行を決めた。

 まずは世界王座の奪回が最優先。空位のWBO世界ミニマム級、1階級上げてライトフライ級も照準。中出博啓トレーナーは「WBA、IBF」と、田口良一(ワタナベ)、八重樫東(大橋)の王座を狙う意向を示した。

 高山はこの日から本格練習を再開。「まだ満たされていない。もっと上を目指せる。だれもが挑んでいないことをやって勝ち取る」と言い切った。

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