川口が移籍初戦「王者になるため来た」
「ボクシング・スーパーフライ級10回戦」(29日、堺市産業振興センター)
東洋太平洋スーパーフライ級14位の川口勝太(31)=堺東ミツキ=が28日、大阪府堺市内で前日計量に臨み、対戦相手の同フライ級8位のジョナサン・フランシスコ(フィリピン)とともにリミットで一発クリアした。
ロマンサ雅ジムから移籍し初戦。昨年は4月に元WBC世界フライ級王者のソニーボーイ・ハロ(フィリピン)に挑むも判定負け。10月に再戦したが、7回TKOで返り討ちされた。進退に悩んだが、移籍し、心機一転、再起をはかる。
「僕はチャンピオンになるためにここに(堺東ミツキ)来た。ボクサー人生で過去最高の練習量をこなしてきた。スパーリングも100ラウンドやり、試合と同じ10ラウンドのスパーリングを2度やり、動ききれたことがすごい自信になった。明日は全てをかけてランキングを奪いにいく」と決意を込めた。
ジョナサンは昨年11月、元WBC世界フライ級王者の五十嵐俊幸(帝拳)と激戦の末、負傷判定でドローとなった強豪。勝利で突破すれば、陣営は今年中にも東洋太平洋か日本のタイトル戦へ向け、動く予定だ。