防衛果たした河野と田口が一夜明け会見
WBA世界スーパーフライ級王座の3度目の防衛に成功した河野公平(35)とWBA世界ライトフライ級王座の3度目の防衛に成功した田口良一(29)=ともにワタナベ=が一夜明けた28日、都内のジムで会見した。
インタノン・シッチャモアン(タイ)から計3度のダウンを奪いながら倒し切れなかった河野は「練習でもないくらいのラッシュをかけたけど、相手のタフネス、勝負にかける熱い魂がすごかった。ゾンビか、大丈夫か、と思った」と、挑戦者の健闘をたたえた。
11回終了後、ファン・ランダエタの棄権によるTKO勝ちを飾った田口は「防衛できてほっとしている。テレビで試合を見ると、いい部分と悪い部分がハッキリしていた。いい部分は足を使って自分の動きができていたこと。連打もショートパンチを打てていた。悪いところは、いつもそうだけど、最初硬いところ」と振り返った。
防衛の一方で、両選手とも先輩王者の内山高志(36)の王座陥落にショックを受けていた。
河野は「内山さんが負けてしまったので、(自分の防衛は)すごく喜べない。がっくりしています」と力なく話し、田口は「控室で『おめでとう、ごめんな』と言ってもらったけど、言葉を返せなかった。本当に残念で仕方がない。プロボクサー全選手がショックでしょうし、ファンもショックでしょう。ここから自分自身、どうなっていくのか混乱している」と肩を落とした。
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