ボクシングの日本スーパーバンタム級１１位・丸田陽七太（１９）＝森岡＝が２日、兵庫県川西市で会見し、７月３１日、大阪・住吉区民センターでＷＢＣ世界ユースバンタム級王座決定戦を行うことを発表した。相手はウィルバート・ベロンド（２０）＝フィリピン＝で、戦績は１０戦１０勝（４ＫＯ）。

　「負けたことのない者同士。どっちかが勝って、どっちかが負ける。ワクワクする。勝って王者になるのは僕」と闘志をもやした。

　丸田は関大北陽高で２年連続インターハイ準優勝。在学中の昨年１１月にデビューし、ＩＢＦ世界１０位を相手にダウンを奪って判定圧勝した。２戦２勝（１ＫＯ）とし、３戦目でユース王座と着実にステップアップを狙う。

　森岡和則会長によればＷＢＣから「強い選手とやってもらう」と“指令”されたマッチメーク。映像は１５秒しかなく実力は未知数ながら、ＷＢＣの幹部も視察に訪れる予定だ。ＷＢＣ世界バンタム級王者・山中慎介（帝拳）に続く次代のスター候補として、一気に名前を売るチャンスだ。

　同会長は「日本、東洋太平洋も獲りたいけど、慌てるような感じではない。まずは結果としてのベルトが欲しいし、下位からしっかり上がっていってチャンスがあれば」とじっくり世界を見据えて育成していく考え。丸田も「今年の目標はユース王座。世界の響きもいい。強化ポイントはディフェンス。打たせず打つを徹底する」とキッパリ。初の１０ラウンドも「じっくり冷静に勝とうと思う」と自信をみなぎらせた。

　福士蒼汰似のイケメンボクサー。１２０人の女性から告白された“モテ男”は健在。「本当、ジムの行き来だけだから。（告白は）高校卒業して２～３人くらいかな。年上が多い」とはにかんだ。