具志堅氏、アリ氏悼む 来日時に出待ち

死去したモハメド・アリ氏について語る具志堅用高氏=東京・後楽園ホール(撮影・開出牧)
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 元WBA世界ライトフライ級王者で、アリ氏と同じく国際ボクシング連盟の名誉殿堂入りした具志堅用高氏が4日、東京・後楽園ホールで、74歳で死去した元世界ヘビー級王者のモハメド・アリ氏を悼み、囲み取材に応じた。コメントは以下の通り。

 「車の中でニュースを聞いてびっくりしました。(猪木との異種格闘技戦で)来日したとき、新宿のホテルに泊まっていると知っていたので、朝6時ころからロードワークに行くのを待っていた。エレベーターから赤いじゅうたんが敷いてあってね。運動靴じゃなかった。兵隊のブーツみたいの履いてね、すごかったね、目の前を走って。でかかったなあ。相撲取りを見ているような感じだった。生で見たのはそのときだけですね」

 「今のヘビー級にはいない選手ですね。面白かったな。リングを目いっぱい使ってね。見せるボクシングだった。左ジャブがうまかったね。彼のボクシングを見て、ジムで練習してもできなかった。疲れちゃう。憧れたけど。影響としては、まともにパンチをもらわないとこかな。自分が現役のときもしていたね。フレイザーとか、フォアマンとかの試合は面白かった。世界中が沸いたんじゃないかな」

 「去年、殿堂入りのとき、アリのコーナーをボーッとなって見ていました。靴とかトランクスとか。ボクシング界のナンバーワンと思う。こんなに早く、という思い。まだまだ元気だと思っていた。日本にまた来て欲しいと思っていました」と、残念そうだった。

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