UWF軍が初の有刺鉄線デスマッチ
超戦闘プロレスFMWが1日、都内で会見を行い、21日の東京・後楽園ホール大会でのFMW対UWF全面対抗戦第3ラウンドの3試合すべてをノーロープ有刺鉄線デスマッチで行うことを発表した。
5月14日の東京・新木場1stRING大会後に、FMW軍を率いる大仁田厚が「6・21後楽園でのFMW対UWFの全面対抗戦は、全試合ノーロープ有刺鉄線デスマッチ」と要求し、UWF連合軍が受諾したもの。FMWの山近義幸代表によると、「UWF軍の各選手との交渉は難航した」とのことだが、UWF連合軍の各選手が最終的に“邪道ルール”を受け入れた。
ノーロープ有刺鉄線デスマッチは、FMW黎明期に大仁田が考案した試合形式で、ロープの代わりに、有刺鉄線を張り巡らせたもので、ロープワークをすることすらままならない、逃げ場のない闘い。大仁田自身、最近は有刺鉄線ボードデスマッチを行うことが多いため、後楽園ホールでノーロープ有刺鉄線デスマッチを行うのは、05年3月26日以来11年ぶりとなる。
メインイベントでは、大仁田、雷神矢口、NOSAWA論外、保坂秀樹組(FMW&W★INGモンスター連合軍)-船木誠勝、高山善廣、長井満也、佐野巧真組(UWF連合軍)戦が組まれた。大仁田は、UWF連合軍がこの試合形式を受けたことに関して、「アイツら、ボイコットとかしないだろうな?ちゃんと公の場で調印をすませて、リングに上がりたい」と疑心暗鬼。続けて、「船木及びUWF軍にモノ申す。今度俺たちが勝ったら、無条件で電流爆破のリングに上がれ!!上がりたいという選手は全員上がればいい。バトルロイヤルでも、イリミネーションマッチでもいい」と、UWF連合軍に3連勝して、電流爆破戦に持ち込みたい意向を示した。
さらに、「ノーロープ有刺鉄線デスマッチは、場外戦を得意とする俺たちに不利なルールなんだよ。UWFのヤツらは『ああでもない、こうでもない』って、ゴネたらしいけど、逃げられない試合形式なんだから、関節技が得意なアイツらの方に有利なんだよ。UWFに有利な条件提示をしてあげてるんだから」と持論を展開。ターゲットとして船木の名を挙げ、「有刺鉄線地獄に入ってもらう」と不敵に笑った。
対抗戦に出場するUWF連合軍の中で、高山と藤原喜明は電流爆破を経験済みだが、ノーロープ有刺鉄線デスマッチの経験者は誰ひとりいない。邪道の真骨頂ともいえる、この試合形式で、UWF連合軍がどういう闘いを見せるのか注目が集まる。また、山近代表は同大会で行われるモンゴル軍VS極悪同盟の女子の一戦も、この試合形式で交渉中であることを明かした。
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