花形冴美、3度目の世界挑戦失敗
「WBO女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦」(13日、後楽園ホール)
花形冴美が3度目の挑戦もかなわず、世界王座奪取に失敗した。池山直との一戦は互いに一歩も譲らぬ打ち合いで、ジャッジ三者三様(94-96、96-94、95-95)の引き分けだった。
「(池山は)思ったより頭が低かった。想定はしていたけど、頭を振って的を絞らせないのはうまいなと思った。考えすぎて対応が遅れてしまったかも」と振り返った。
世界初挑戦は12年12月、WBC女子世界アトム級王者小関桃に挑み、判定負け。2度目は15年2月、柴田直子が持つIBF女子世界ジュニアフライ級王者・柴田直子に挑戦したが0-2の判定で敗れた。
世界王座まで紙一重、あと一歩届かない。花形は「これまでの経験で、圧倒した試合じゃないとダメと分かっていたのに…」と唇をかんだ。それでも「負けて泣かない。世界を取って泣きます」と気丈なところを見せた。