井岡一翔、白浜合宿を公開
「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(7月20日、エディオンアリーナ大阪)
ボクシング史上最速の世界3階級制覇王者でWBA世界フライ級王者・井岡一翔(27)=井岡=が15日、和歌山県白浜町で行う恒例のキャンプを公開した。2泊3日で約100キロを走り込み、同級6位の挑戦者・キービン・ララ(21)=ニカラグア=を迎え撃つ3度目の防衛戦に向け、下半身を強化する。
真っ白な白良浜には早くも海水浴を楽しむ観光客も見られたが、水着ギャルを楽しむ余裕はない。到着して、いきなり20キロ走。その後は腰にタックルチューブを巻かれて引っ張られながら砂浜の上でミット打ちと、過酷な特訓を繰り返した。
親交の深いサッカー日本代表DF槙野智章(29)=浦和=のユニホームを着用。「ここ(白浜合宿)には死にに来たと思っているのでね。心が折れそうになったらこのユニホームを見て頑張ろう、と。(槙野は)切り替えのうまさとか僕にはない方向性があり、刺激になる」と、槙野魂で走り抜いた。
同日はW世界戦でIBF世界スーパーバンタム級1位・和気慎吾(28)=古口=が同級2位・ジョナサン・グスマン(ドミニカ共和国)との同級王座決定戦に臨む。
また、東洋太平洋バンタム級王者・山本隆寛(25)は2度目の防衛戦を同級12位・レックス・ワオ(フィリピン)と行う。日本スーパーウエルター級王者の野中悠樹(38)=井岡弘樹=は同級1位・丸木陵介(天熊丸木)5度目の防衛戦と四大タイトルマッチになる。