本田、ミラノ到着で空港パニック!

 ACミラン入りのためイタリア・ミラノのマルペンサ空港に到着し、大勢の関係者に囲まれる本田圭佑=4日(共同)
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 イタリア1部(セリエA)ACミランに移籍が決まっている、サッカー日本代表MF本田圭佑(27)が4日(日本時間5日未明)、ミラノ・マルペンサ国際空港に到着。約200人のイタリアと日本人の報道陣やファンが待ちうける中、想定された通路とは反対の到着出口から出てきたため、一般の人や報道陣などが瞬時に大移動、カメラマンら数人が転倒し、警備の警官らも収拾できないほどの騒動となった。

 本田は定刻より5分早く、アリタリア航空787便で到着。そのまま到着口から出てくることなく、まずクラブ関係者が用意したドルチェ&ガッバーナのミラン公式スーツに着替えてミラン・チャンネルの独占インタビューを受けた。流ちょうな英語で「夢がかなった。ハッピーだし興奮している。早くプレーしたくてたまらない」と、ミランの選手としての第一声ではやる気持ちを語った。

 到着ゲートから出てきた本田はトレードマークのティアドロップ型のサングラスをかけて、歓声に2度ほど右手を挙げてわずかな笑みで応えた。しかし空港の警備体制は、ほぼ無かったという状況で、本田をガードしていたのは先導する要人担当の警官と、両手をそれぞれ「く」の字に組んで本田を守る体制の警官ら4人だけ。イタリア、日本の報道陣と一般のファンが入り混じり合い「道を空けろ」「どけよ!」「落ち着け!」という罵声でパニック状態になった。

 本田を見るために同空港で待ち受けていたニコラ・ボナチアさんは「他の選手たちとの違いを見せつける活躍をしてほしい。CSKAの時のチャンピオンズ・リーグの試合を見たし、コンフェデレーションズ・カップでの活躍も知っている」と期待度は高い。またマウロ・ポタンツィさんも「チャンピオンズ・リーグに出場できないのは残念だけれど、セリエAで苦戦してミランの順位を上げるいいプレーをしてほしい」と言葉に力を込めた。また本田のファッションについてポタンツィさんは「今のミランじゃ、プライベートファッションで注目されるのはバロテッリぐらいだろ。興味深いよ。でもどんなプレーをするかが一番大事だ」と笑った。

 その後、本田はガリアーニCEОお抱えのドライバーが運転するハイヤーでミラノ市内のホテルへ移動。イタイア紙コリエレ・デロ・スポルトによると、到着後すぐにストレッチ運動をする時間を欲しがったが、関係者の待ちうけるホテル近くのレストラン「ジャンニーニ」でのディナーへと連れ出された。

 5日はミラノ市内で終日メディカルチェックを受ける予定。また8日の入団会見はまず、イタリアのマスコミ用に英語とイタリア語での質疑応答の後、日本人マスコミ対応で日本語のみという段取りになっており、外国人選手としても異例の3ヶ国語プレゼンテーションとなりそうだ。

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