C大阪、南野初退場も次戦勝てば決勝T

 C大阪‐浦項 前半、退場処分を受けたC大阪・南野。中央はポポビッチ監督=ヤンマー
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 「ACL・1次リーグE組、C大阪0‐2浦項」(16日、長居) C大阪が1次リーグ突破へ思わぬ足踏みとなった。

 立ち上がりから押し込まれ前半23分にMF李明周に先制点を許した。スローインから喫した失点に主将の日本代表MF山口は「集中力の問題。小さなことが試合の勝敗を分ける。試合の入りからチームのバランスが悪かった」と唇を噛んだ。

 追う展開に焦りも募ったのか、前半41分には日本代表候補FW南野が足裏を見せた危険なスライディングで一発レッド。プロ初の退場処分となり、前半のうちに10人での戦いを強いられた。南野は試合後、言葉を発することはなかったが、山口は「経験になると思うし、これをプラスに代えてほしい」と19歳を思いやった。

 さらにはハーフタイムにポポビッチ監督が退席処分となり、後半は指揮官不在となる大荒れの一戦。後半開始から動きの重たいウルグアイ代表FWフォルランを下げ、柿谷を中心に同点ゴールを狙うが、後半20分に追加点を奪われ勝敗は決した。数的不利を覆そうと攻勢に出ていただけに、「2点目を取られなければ同点、逆転もあった。2点目が悔やまれる」と山口は厳しい表情で振り返った。

 公式戦4試合連続の2失点で、3月23日のアウェー鹿島戦以来公式戦5試合勝ち星から遠ざかっている。後半25分に途中交代でピッチを退いた日本代表FW柿谷は「先に失点したら、今は逆転するだけの力がない。前が点を取れていないので」とうつむいた。

 ホームで痛恨の敗戦と思われたが、ブリラム(タイ)が山東(中国)を1‐0で下したため、3チームが勝ち点5で並ぶ大混戦となりC大阪は3位のまま。最終戦となる23日のアウェー山東戦(済南)に勝利すれば、自力での2位通過が決まる。3年ぶりの決勝トーナメント進出へ、運命は自ら切り開く。

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