前園氏 本並氏と再会トークイベント
サッカー元日本代表の前園真聖氏(40)が5日、大阪市内で映画「ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦」(17~30日限定公開)の公開記念トークイベントに登場。元日本代表で現在はなでしこリーグ・大阪高槻の監督を務める本並健治氏(49)とファン約120人の前でサッカートークを繰り広げた。
前園氏は昨年10月、酒に酔ってタクシー運転手に暴行を加えて現行犯逮捕。示談が成立して翌日に謝罪会見を開いた。今年2月の活動再開後、大阪では初のイベントに「自分のサッカー人生に近いお仕事をさせていただいた。本並さんとも久々に会えて、楽しいイベントになりました」と充実の表情を見せた。
ヴェルディ川崎で一緒にプレー経験のある本並氏によると「覚えてないくらい久しぶり」という後輩との再会。イベント前は「やせたな」から始まり、「大丈夫か?」など「当たり障りのない話」をしていたという。「心配して下さった」という前園氏に対し「顔面を見て、ほっとしています」と笑顔で喜んだ。
映画は01年W杯予選で国際Aマッチ史上最大点差の0‐31でオーストラリア代表に大敗するなど、10年以上FIFAランキング最下位だったアメリカ領サモア代表チームのドキュメンタリー。
2日前に鑑賞したという前園氏は「サッカーの世界は広いなと感じた。自分が指導者としてチャレンジするとなった時には、こういうやりがいのあるスタートもいいのかな」と現場復帰願望を口にした。「今、自分がやるべきことをやりつつ、そういうタイミングとかチャンスがあれば」と将来の夢を明かした。