ザック日本国内最終戦は1点止まり

後半、センタリングを上げる長友(左)=撮影・園田高夫
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 「国際親善試合、日本1-0キプロス」(27日、埼玉)

 アルベルト・ザッケローニ監督率いるサッカー日本代表(FIFAランク47位)は27日、埼玉スタジアムで、W杯ブラジル大会まで国内最後の親善試合となる「キリンチャレンジ杯」でキプロス代表(同130位)戦に臨み、DF内田篤人(シャルケ)のゴールで1-0で勝利を飾った。

 日本は1トップを柿谷曜一朗(C大阪)、2列目に右から岡崎慎司(マインツ)、本田圭佑(ACミラン)、香川真司(マンチェスターU)という本番想定の攻撃陣で臨んだが、“仮想ギリシャ”と見たキプロスの厳しいディフェンスを崩すのに手間取ったザック日本。

 待望の先制点が生まれたのは前半終了間際。本田の左クロスから始まった攻撃で、岡崎、香川とつなぎ、粘った内田が右足で押し込んだ。右足を痛め、長期離脱していた内田の復活は明るい話題だが、これ以外はゴールはなし。

 相手を数倍上回るシュートを放ちながらもゴールを割ることができなかった。後半13分にはサプライズ選出の“切り札”FW大久保嘉人(川崎)を投入。前線を活性化させたが、得点には結びつかなかった。 今季、欧州で満足いく結果を残せなかった本田、香川も最後まで決定力を欠いた。

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