サッカー・カズがブラジルへ出発

警備員やサポーターに囲まれながら出国した三浦知良=羽田空港(撮影・北野将市)
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 「ブラジルW杯」(12日開幕)

 日本サッカー協会(JFA)から派遣依頼を受けて、JFAアンバサダー(大使)に就任した元日本代表FW三浦知良(47)=横浜FC=が12日、羽田空港からパリ経由でブラジルへ向けて出発した。

 現地では14日(日本時間15日)にレシフェで行われる日本代表のグループリーグ初戦となるコートジボアール戦を観戦、JFA名誉総裁の高円宮妃久子さまとイベントに出席する予定になっている。

 早朝の8時50分、革ジャンにブラジルを意識したような黄色のシャツを着たカズが空港に姿を見せると大きな歓声が上がった。「日本代表の大事な初戦をブラジルで見られるということでワクワクしている。現地に行けない人の分も、しっかり見てきたい」と、W杯で初めて代表チームの試合を生観戦するとあって期待感は早くも高まっている。イトゥで直前調整している何人かの代表選手とも連絡を取っているそうで、「合宿地は過ごしやすいと言っていた。環境が整っていることは、戦う上で一番重要なことだからね」と語った。

 本番前のテストマッチでも連勝するなど、日本代表への評価も上がってきているだけに、カズ自身も代表チームの大躍進を大きく後押しする。「現地に行くことでスタジアムの雰囲気や同じ空気感を味わって、みんなで喜びたいね。できるだけ勝ち続けて、頂点を狙って行けるところまで行ってほしい」と力を込めた。

 また、西村雄一主審をはじめ日本の審判団が開幕戦(ブラジル‐クロアチア戦)のレフェリーに指名されたことについては、「とても名誉なこと。選手だけじゃなくて、レフェリーとか周りの人を含めて日本サッカーが認められたという意味で誇りに思う」と話した。

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