C大阪新監督にペッツァイオリ氏
J1のC大阪は16日、ブンデスリーガ1部、ホッフェンハイム前監督のマルコ・ペッツァイオリ氏(45)の新監督就任を発表した。16日からチームに合流し、17日の練習から指揮を執る。契約期間は今年12月31日まで。
ペッツァイオリ氏はドイツのマンハイム生まれだが、国籍はイタリア。1991年からドイツのカールスルーエや韓国の水原三星でコーチを務め、2007年から10年までドイツの各年代代表監督を歴任、09年にはU-17代表を欧州選手権のチャンピオンに導いた。11年にはホッフェンハイムの監督を務めた。
セレッソ大阪は今季、2013年シーズン限りでFC東京の監督を退いたランコ・ポポヴィッチ氏を新監督として迎えたが、ウルグアイ代表のフォルランを獲得するなど戦力補強したにもかかわらずチームはここまで不振で、1年間の契約期間終了を待たず解任した。
ペッツァイオリ氏はクラブを通じて「ブンデスリーガでプレーする多くの素晴らしい日本人選手や、香川真司選手を見るにつけ、日本のサッカーがどれほど高いクオリティを備えているかが分かります。それだけにセレッソ大阪というタレントの宝庫で仕事に就けることをうれしく思い、奮い立たせられる思いでいっぱいです」とコメントした。
また岡野雅夫社長は「今シーズン、チームのスローガンとして『史上最攻』を掲げ、タイトル獲得を目標にここまで戦ってまいりました。しかしながら、現在の成績では目標であるタイトル獲得には厳しい状況にあります。シーズン途中での監督交代は苦渋の決断ではありましたが、このワールドカップでの中断期間にマルコ・ペッツァイオリ新監督のもと、攻撃的なセレッソ大阪のサッカーを取り戻す為の方策として今回の決断に至りました。目標であるタイトル獲得へ向けて、最後まで全力で戦ってまいりますので、今後ともご声援宜しくお願いいたします」と監督交代に至る経緯を説明した。