遠藤、引退後は代表監督に名乗り?

 サッカー日本代表MF遠藤保仁(34)=G大阪=が20日放送のMBS「月刊カワスポ with Tigers」(関西ローカル)に出演。グループリーグ敗退に終わったW杯ブラジル大会を徹底検証しながら日本代表の内幕を語った。

 「2敗1分けが日本の実力か?」と問われた遠藤は「NOですね。NOと答えますよ、俺は。どこに行っても」と即答。「結果がすべてじゃないかと言われても、NOと言います。これが日本の力とは思わないですよ」と言い切った。

 コートジボワールとの初戦ではスタメンから外れた遠藤。たむらけんじ(41)の「なぜ遠藤を先発で使わなかったのか?みんな思ってますよ」との疑問に対し、「前日というか、当日のミーティングまでスタメンだと自分で思っていました。びっくりしました」と明かした。

 数的優位を生かせずスコアレスドローに終わったギリシャとの2戦目は香川がスタメンから外れた。遠藤は「ビッグサプライズです。びっくりしましたね。これも試合の3~4時間前のミーティングで知りました」と当時の心境を語った。

 ザッケローニ監督からの起用法に関する説明の有無を聞かれると「今回は何もなかったですね」と明かし、「何度も(監督に)聞きにいこうと思っていましたが、今回は我慢しました」と振り返った。

 絶体絶命で迎えた3戦目のコロンビア戦は1‐4の完敗。結局、1勝もできなかった日本代表だが、今後について遠藤は「組織力というのは世界のトップレベル、むしろトップだと思う。足りなかったのは個人(の力)になると思う」と分析。「ただ、個人を伸ばせと言われても100年くらいかかると思う」と課題の難しさを説いた。

 日本代表が目指すべき道は「組織あっての個人だと思う。まずは組織がしっかりしないといけないが、それだけでは、いけてもベスト16だと思う。最後は個(の力)。個が伸びない限り、ベスト4、ベスト8、ワールドチャンピオンは見えてこない」と持論を展開した。

 今回のブラジル大会では34歳でチーム最年長だった遠藤だが「僕は現役を辞めるまで目指します」と18年ロシア大会でも代表入りへ意欲を見せた。また、代表監督について「本当は日本人がいいと思う。引退したら、僕ですかね」と将来の監督志望を明かしていた。

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