長谷部告白 悩み抜いて移籍決断

 ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトへ移籍した日本代表DFの長谷部誠(30)が28日、公式ブログを更新し、「新たなスタート」について自分の思いを書き込んだ。

 昨季移籍したニュルンベルクでは今年1月に右ひざを痛めて離脱し手術、2月には再手術を受けた。W杯出場後の5月には復帰したものの、チームは2部降格に。長谷部はシーズン終了後の6月、来季からフランクフルトでプレーすることが決まった。

 ニュルンベルクでは期待されながら故障などで応えられなかった長谷部。「チームに残るべきか移籍をするのか、サッカー選手としての決断をするか1人の人間としての決断をするのかでかなりの間悩みましたが」、最終的にはサッカー選手としての決断、移籍を選んだ。

 後ろ髪引かれる思いで移籍し「様々な思いが交錯しましたが、今は新しいチームで新しいスタートを切り、この決断が良かったと後に思えるように前だけを向いています」と、もう心の整理はついた。

 ドイツでは07年シーズンをヴォルフスブルクで迎えて以来3チーム、8年目。「慣れというものを通り越して居心地の良いものになってきています。居心地の良いものは時に満足感や甘えを生んでしまうものでもありますので、常に緊張感と向上心を持って取り組んでいきたいと思います」と自らを戒めながら、新シーズンへ向けて調整している。

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