ネイマール会見、たった1問だけで終了

寝具メーカーとの契約会見に出席したネイマール=都内のホテル(撮影・佐々木彰尚)
3枚

 サッカーブラジル代表FWネイマール(バルセロナ)が31日午前、都内で寝具メーカー「東京西川」とのサポート契約発表記者会見に出席するため来日した。本来は30日午後の到着予定だったが、悪天候のため遅れていた。

 来日は3回目。羽田空港にはバルセロナやブラジル代表のユニホームを着込んだファン約700人が詰めかけた。報道陣は40媒体70人が集まった。午前10時37分ごろに到着ロビーに姿を見せたネイマールは、可能な限りファンにサインをしてまわったが、興奮した一部がロープを乗り越えて群がったため、あわててスタッフが引き離す一幕もあった。騒然とした雰囲気の中、約3分間でネイマールは特別出口からロビーを後にした。

 午後の記者会見は午後2時30分ごろ開始予定だったところ、本人の到着遅れで同3時20分開始にずれ込んだ。ようやく主役が登場すると、無数のフラッシュがたかれた。W杯ブラジル大会のコロンビア戦で背後から膝蹴りを受け骨折した脊椎の回復は順調で、「また日本に来られてうれしいです。(体調は)100%に向かっています」と報告した。歩く速度は心なしかゆっくりだった。

 質疑応答は挙手ではなく、事前に報道各社から集められたものを司会者が代表で質問する形式で行われた。しかし、30日からこの日の午前に来日が遅れたためスケジュールが過密になり、ネイマールにぶつけられたのはたったの1問。「今シーズンの目標は」だけだった。「体を治していいシーズンにしたい。チームメートといい結果を残したい」と答えて、質疑応答は終了した。

 ちなみにデイリースポーツは「ブラジルのドゥンガ新監督が『男は泣くものではない』や『髪の毛を染めるのは駄目』と発言したことをどう思うか」と主催者側に伝えたが、採用されなかった。他にはネイマールの前所属クラブにあたるブラジル・サントスのOB三浦知良(横浜FC)についてどう思うか、という質問があったが、こちらも聞かれなかった。あまりの質疑応答の短さに報道陣からはため息も漏れた。

 世界的スターらしく、フジテレビのイベントに出演するため、東京・お台場へ向かった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス