香川 「すごく悩んだ」古巣復帰

 サッカーW杯ブラジル大会の日本代表、FW香川真司のドイツ1部・ドルトムントへの移籍が8月31日に決定した。ドルトムントが公式サイトで発表した。18年6月30日までの4年契約。12年夏にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに移籍して以来、3季ぶりの復帰となった。

 香川は公式サイトのインタビューに「本当にドルトムントの地でサッカーをできることは楽しみですし、ファンだったり、チームメートと一緒に素晴らしい時間を共有できたらいいなと思います」と胸中を語った。ドイツリーグの移籍期限である9月1日までに全ての手続きが完了し、同13日のフライブルク戦から出場できる。

 公式サイトに掲載されたドルトムントのツォルクSD(スポーツディレクター)のコメントによると、「マンチェスター・ユナイテッドからの移籍の可能性が浮上したのは、つい数日前のこと」だという。香川もマンチェスター・ユナイテッドでトップ下の定位置を勝ち取ることを目標に、ファンハール新監督の下で奮闘していた。

 しかし、W杯後に行われたアメリカでの親善大会では十分な活躍ができなかった。プレミアリーグ開幕後も出場機会を得られず、8月24日のサンダーランドとのリーグ戦後には、監督からの「香川は私の希望と哲学を満たさなかった」と厳しい発言もあった。

 難しい状況の中で移籍に踏み切った香川は、「自分自身、すごく悩んで。正直。でもドルトムントがすごく熱心に自分を再度獲得しようとしてくれて、そういうところに自分は感謝していきたい」と経緯を振り返った。10年‐11年に8得点、11年‐12年に13得点(いずれもリーグ戦)を挙げクラブのリーグ2連覇に貢献しており、「ドルトムントみたいなサッカーは自分にはすごく合っていると同時に、ああいうところで結果を残してチームに貢献したいという思いが強かった」とした。

 ドイツ紙のビルトは移籍金は800万ユーロ(約11億円)と報じている。12年にマンチェスター・ユナイテッドに加入した際に現地で報じられた1600万ユーロ(当時のレートで約15億7000万円)から減額された模様だ(金額は推定)。

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