藤本主税、引退で「プライド守った」
27日に現役引退会見を開いたJ2ロアッソ熊本の元日本代表MF藤本主税(36)が30日、公式ブログを更新し、引退会見で語り切れなかったことをつづった。
藤本は引退を決断した理由を「極めてシンプルな理由で『プロ選手としての能力に限界を感じたから』だ」と改めて整理した。
昨年膝を手術して以来、自信のあった1対1の局面でたじろいでしまったことや、本来いるべきゴール前から遠ざかり、中盤エリアに退いている自分…「契約してくれるからといって、また来年もこの“もどかしさ”の中でプレーすることは、自分に嘘をついているみたいで耐えられない」と考えた。
そして今、いつかは来ると覚悟していた「引退の日」を自分で決められたことで、藤本は「何とかプライドを保つことができた」と、自分の決断を納得している。
残り4試合。ホーム最終戦となる11月9日(愛媛戦)で、クラブは引退セレモニーを催すことを発表している。