中田英寿氏、支援団体の親善大使

 元サッカー日本代表の中田英寿氏(37)が31日、スペシャルオリンピックスのグローバルアンバサダー(国際大使)に就任した。

 スペシャルオリンピックスとは、知的障害を持つアスリートがトレーニングや競技会の機会を得るための支援をする国際団体で、日本には「スペシャルオリンピックス日本」という公益財団法人が存在する。女子マラソンの五輪メダリストである有森裕子氏が理事長を務めている。

 この日、中田氏は都内で行われたスペシャルオリンピックス日本の20周年記念パーティーに出席。「スポーツというものは、いろんなバリアーというか境界を越えて人をつないでいくもの。国だけじゃなくて、身体的に問題がある方でも、インテレクチュアル・ディスアビリティーの方でも、そういった方たちとの仲もとりもっていけるものだと思う」と意欲を語った。

 いわゆるオリンピックや、身体的な障害を抱える人のためのパラリンピックと同様に、スペシャルオリンピックスは夏季と冬季の世界大会を、それぞれ4年に一度行っている。

 来年7月24日にはアメリカ・ロサンゼルスで夏季大会が開幕する。国内選考会を兼ねた「スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム」も11月1日から福岡県で開催される。

 中田氏は「スペシャルオリンピックといっても、なかなか分かる方は少ないが、活動自体は20年やってきている。(活動内容を)伝えることをきちっとやれば、多くの方に興味を持ってもらえるのでは」と語り、自分以外の元選手、現役選手を巻き込みながら、広報活動をしていくことを誓った。

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