C大阪がドロー 次節にもJ2降格
「J1、仙台3-3C大阪(22日、ユアスタ)
前節17位のC大阪が後半アディショナルタイムに追い付き、同14位の仙台と引き分けた。勝ち点31のC大阪は次節にもJ2降格が決まる。
仙台は前半3分、FWウィルソンのクロスをMF野沢がダイレクトで流し込み開始早々に先制。同17分には右CKからFW赤嶺が頭で叩きつけ、早くも2点をリードする。
追い掛けるC大阪は前半38分、左サイドを突破したMF楠神のクロスのこぼれ球をMF杉本が押し込み1点を返す。後半27分には、FW永井のヘッドが仙台DFに当たりゴールに吸い込まれた。
2点のリードを追い付かれた仙台は後半43分、途中出場のFWハモン・ロペスが豪快なミドルを沈めて勝ち越しに成功する。
このまま仙台勝利かと思われた後半48分、C大阪は途中出場のFWカカウが右足でネットを揺らし土壇場で追い付いた。
試合後、カカウは「こういう大事なゲームに先発で出られなかったことは本当に悔しさがあるが、その悔しさを込めて打った渾身のシュートが決まって良かった。苦しい状況の中で我々の唯一の目標は勝ち点3だったが、まだ残留争いを続けることができる大きな勝ち点1だ」と、途中出場にとどまったことへの怒りをあらわにしながらも、前を向いた。