澤を囲む驚きのシーンに川澄感動

 INAC神戸の日本代表MF川澄奈穂美が25日、リーグ300試合出場を達成した澤穂希への尊敬の思いをブログに記した。

 「300試合ですよ?アメリカにも行っていたのに300試合。もう『すごい』という言葉しか出てきません」

 300試合を達成した24日のジェフ市原・千葉レディース戦はアウェーでの一戦だった。そこで川澄は信じられないものを見た。試合前、澤を祝福するセレモニーが行われたのだ。

 「澤さんの偉業に対し、対戦相手がお祝いのセレモニー!花束とジェフ選手の寄せ書きが澤さんに手渡されました。なんか感動してしまいました」と川澄はそんなシーンに目を熱くした。

 アウェーがメモリアルゲームとなっても、セレモニーは次のホームゲームで行うのが普通。「アウェイゲームで対戦相手がお祝いするのは異例だと思います。澤さんがいかに女子サッカー界全体から愛されているかがわかります」と澤の偉大さを改めて感じ「ジェフのみなさんの粋な計らいに感激」と、ジェフの気配りを称えた。

 澤はジェフからの寄せ書きをもらったとき「INACからはないのー?」とお茶目なところを見せたが、実は川澄がしっかり用意していた。それもINACだけではなく、現役のなでしこ代表選手全員の分を。

 メッセージに顔写真を添えたアルバムを先日から制作していて、澤に渡すと「メーッチャ喜んでくれました」という。

 そして川澄は「一緒に練習させていただけることが奇跡。300試合目をチームメイトとして一緒にプレーさせてもらえたのは、サッカー選手としてこの上ない幸せでした」と、改めて澤への尊敬の思いをつづった。

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