浦和今度は石原 大型補強着々
J1浦和が16日、広島からFW石原直樹(30)が完全移籍で加入すると発表した。
石原は湘南、大宮を経て12年から広島に所属。スピードと運動量を生かし、相手の守備ラインをかく乱しつつ得点を狙える。12年は7得点、13年と今季は10得点(いずれもリーグ戦)とゴールが計算できる選手だ。
12年オフのDF森脇良太、13年オフのGK西川周作に続き、広島から3年連続での選手獲得となった。ただし、広島の前監督であるペトロビッチ監督は12年から浦和の指揮を執っているため、監督と選手の関係で石原を指導したことはない。
接触プレーに強く1トップもこなせるため、エース興梠慎三のバックアップ、あるいはポジションを争うこともできる。浦和を通じ、石原は「早くチームに溶け込み、一つでも多くタイトルを獲れるように頑張りたいと思います」と抱負を述べた。
広島を通じては「広島に移籍してきて二度の優勝を経験させてもらい、自分自身も成長させてもらいました。なので、今回の決断をするのに、最後の最後までとても悩みました。広島のメンバーやサポーターのみなさんの前でプレーできないと思うと正直とても寂しいです」と胸中を吐露。「チームは変わりますが、これからも感謝の気持ちを胸に頑張りたいと思います」と感謝した。
浦和はすでに仙台からFW武藤雄樹、柏からDF橋本和、清水からFW高木俊幸、大宮からFWズラタンを獲得。石原で新規獲得選手は5人目となり、大型補強を着々と進めている。