フォルラン疑惑リスト報道で潔白主張

 英国金融大手HSBCが顧客の脱税をほう助(手助け)していたとする文章がインターネット上に公開された事件で、その顧客リストの中にJ2C大阪のFWディエゴ・フォルランの名前があったとスペイン紙「エル・コンフィデンシャル」電子版が8日付けで報じた。これを受けて、フォルランは10日、自身のツイッターで疑惑を否定する声明文を掲載した。

 この事件は通称「スイスリークス」と呼ばれ、HSBCのスイス部門が富裕層を中心とした顧客の脱税を手助けしていたと報じられている。関与した可能性がある人物をまとめたリスト「ファルシアニ・リスト」が注目されているが、必ずしもリストに名前がある人物が疑惑に関与しているわけではない。

 「エル・コンフィデンシャル」は、フォルランはビジャレアル(スペイン)時代の06年からHSBCの顧客となり、140万ドル(約1億6600万円)分の2つの口座を保有していると伝えた。そのうちの1つは「ロサリオ・トレーディング・カンパニー」という名義で、もう1つは暗号化されているとした。同紙はフォルラン以外に、歌手、俳優のデビット・ボウイ、F1元王者のミハエル・シューマッハー氏ら多くの著名人の名を挙げている。

 フォルランは10日にツイッターで反論した。「スイスに口座を保有していることは合法で、法令も順守している。以下の声明文を読んでください」とした後にリンクを掲載。声明文では、「はっきり申し上げたいのは、常に私が仕事をし、暮らしてきた国の課税に従い、税金を納めてきたということです」、「私が疑惑に関与していないこと、私の名前が、広く、世界的に知られていることからフックとして(釣りに)用いられてしまった」などと主張。潔白を訴えた。

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